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KDDI、iPhone4S効果でスマホ今期販売計画上振れも

[東京 24日 ロイター] KDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)の田中孝司社長は24日、9月中間決算会見で、2012年3月期のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)販売計画について、「期末には500万台を確実に超えるだろう」との見通しを示した。

 14日から発売した米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の新型スマホ「iPhone(アイフォーン)4S」の滑り出しが好調なため。現時点では期初計画の400万台を公式には修正しないが、上振れを見込む。 

 2011年4―9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比7.6%増の2667億円となった。
通期予想に対する進ちょく率は56.1%。前年同期の通期実績に対する割合は52.5%だった。
12年3月期の連結営業利益予想は前年比0.7%増の4750億円で据え置いた。
トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト14人が過去90日間に出した予測の平均値4791億円とほぼ同水準になっている。 

 田中社長は、アイフォーン4Sの足元の販売動向について「発売したばかりで11、12月過ぎないとわからない」とし、具体的な実績の開示は控えた。もっとも、立ち上がりは好調なもようで、アイフォーン4S新規契約者のうち、他社からauに乗り換えた新規加入者が3割弱くらい、残りが機種変更であることを明かした。
アイフォーンの販売はKDDIにとって今回が初めてで、これまではソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)が独占していた。
 
 従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を含めた今期の総販売計画(1210万台)も現時点では据え置くが、アイフォーンの投入により「変動するのは事実」と述べた。
 4─9月期は新たにスマホ9機種を投入。
同期のスマホ販売実績は191万台で、通期計画に対する進ちょく率は48%となった。 

 アイフォーン4Sが業績に与える影響については、「まだはっきり読み切れない。
必要なら、第3・四半期(10─12月期)が終わった段階で修正したい」と話した。
アイフォーン4Sの取り扱い店舗数は当初、系列ショップ1200店でスタートしたが、今月中には約1600店にまで拡大する予定で、田中社長は「販売チャネルの増加も含めて、影響を見てみたい」と語った。
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