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iPhone4S販売戦線はソフトバンク圧勝 au惨敗のウラ事情

auのiPhone4Sの売れ行きが伸び悩んでいる。最新のBCNランキング「携帯部門」(12月27日更新)によると、16GBモデルが9位。一方、ソフトバンクは1位こそ逃したものの、16GBモデルが3位、32GBモデルが5位と好調な販売を続けている。発売前まで、エリアが広いauのiPhone発売を待ち望んでいたユーザーも多く、au版iPhoneのほうが人気を集めるという期待もあったが、結果はソフトバンクの圧勝に終わったようだ。

その理由の一つとして、ソフトバンクが既存iPhoneユーザーの囲い込みに成功していることが挙げられる。iPhone3G/3GSからの機種変更の場合、割賦残金の免除か、6000円のキャッシュバックが受けられる。
「3GSだったら4Sに変えた方が得じゃん?分割金残ってるならソフトバンクが持ってくれるし、分割終わってても6000円分値引きしてくれるし」
「未だにiPhone3GSを使ってる人を見て正直ドン引いた。実質タダで4Sに乗り換えられるのに」
かつては新型iPhoneが発売されるたびに、発売前から予約する熱狂的なユーザーも多く、こうした機種変更向けのキャンペーンは過去に例がない。iPhoneの独占供給が途絶え、危機感を抱いたソフトバンクの先手が功を奏した格好だ。

auはiPhoneを本気になって販売する気がないという声もある。ショップでもWimax内蔵スマートフォンや、ワンセグやおサイフ機能を搭載したガラスマを前面に出している。
「なんか最初、auショップですごいAndroid勧められたんだよ iPhoneに決めてたけど」
「今、auショップでiPhoneの説明を受けていたんだが、噂通りAndroidを勧められたよ。」
「同じ1台売るならAndroid機を売ったほうが代理店の利益は大きい」
「儲からんうえに、メール、絵文字でクレーム確実なら販売店も売りたくないわな」
また、au版はFaceTimeなど一部の機能が使えないのもマイナス要因となっている。
「機能もSoftBank版に及ばないから、普通に考えたら売れなくて当然」
「auのショップ店員さんが、iPhoneにするならsoftbankがいいですよって、斬新やな」

auは、iPhoneとAndroidに加え、Wimaxによる高速通信など、かつてないほどにスマートフォンのラインナップを揃えたが、ショップ店員やユーザーにとっては、どれを選んだら良いのか混乱を招く結果になってしまったようだ。さらに、ドコモが来年夏にも次世代iPhoneを発売することでアップルと合意したという報道もある。もし正式発表されれば、auの優位性はさらに失われるだろう。
「auの4S予約してドコモから移ろうとしたけどやっぱキャンセルした」
「ドコモ、来年秋にiPhone参入LTE搭載が条件。アップルの要求にドコモが応じた」
こうした声を聞くと、内容が正しいかはともかく、報道されたことによってドコモのユーザーを踏みとどめる一定の効果はあったように見える。
ソフトバンクに先手を打たれ、ドコモとの情報戦にも破れ、auはiPhone4Sの販売競争において敗北を喫した。このまま販売台数を伸ばせずにいると、iPhone5争奪戦において他社に先んじられることも起こりうる。当サイトでは、auの異常なほどの安売りとキャッシュバックについての記事も掲載したが、auは昨年からドコモに顧客満足度トップの座を2年連続で奪われ、純増数ではソフトバンクに負け続けている。auの復活には、まだ時間がかかりそうだ。
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