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本当の勝利とは何か? 米アップル、まもなくPC出荷台数で世界1位に

アップルは来年にPCのトップ企業となりPCの歴史を塗り替えそう

PCの出荷台数のランキングで、アップルはこの第3四半期でデルを抜き、世界第二位に踊りでています。もちろんiPadとiMacを合わせてですが、iPadだけでもすでにデルと並んでおり、来年にはPCの市場では世界トップになる公算が強いと米国の市場調査会社asymcoの記事にありました。別の調査会社も同様の予測であり、間違い無いと思います。(世界PC/タブレット市場、AppleがまもなくHPを抜き業界トップに – ニュース:ITpro

しかしアップルは見事なマーケティング戦略です。直接競合し、ガチンコ勝負となるとどうしても価格競争に巻き込まれます。アップルは同じ土俵で競い合うの ではなく、iPadでPCの世界にイノベーションを持込み、タブレット型PCという新しいカテゴリーをつくってしまいました。戦略が「戦うことを略す」と書かれているように、最高の競争戦略は競争を避ける知恵です。アル・ライズなどが言う直接競合回避のポジショニング戦略としても典型的な成功事例です。

一般の人にとっては、この新しいカテゴリーは「タブレット型PC」ではなく「iPad」です。OSがアンドロイドであろうと、ウィンドウズ7であろうと「アップルではないiPad」となるのだと思います。ブランドとしてこれほど強力なものはありません。

いやPCとiPadは違う、代替するものではないというのもわかりますが、タブレットPCというカテゴリーは、どんどん膨らみ成長し、PCというカテゴリーをすでに侵食してはじめています。今後もその傾向がつづいていくことは間違いないでしょう。現在は、モバイル性を重視したPC、まるで電話の機能のない大きなスマートフォンという感じに位置づけられていますが、ごく普通の人の利用状況を考えると、画面サイズなどの仕様を変えれば、充分にPCを代替していく可能性をもっています。
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