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アップルのサプライチェーン--契約メーカー労働環境の真の課題

Apple最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、同社の契約メーカーであるFoxconnの労働環境に関するThe New York Times(NYT)の記事について、事実に反しており不快だと反論した。

 Cook氏は、9to5Macによって公開された従業員宛の長文書簡の中で、Appleが同社サプライチェーンの作業員のことを大切に思っており、作業員の処遇を監査するための対策を講じていることを説明した。NYTはこの書簡の前に、Appleにとって中国で製造することがいかに、a)米国が機敏さを欠いているために必要であるか、そして、b)電子機器を米国外で製造することがもたらすコスト面でのメリットであるかについて、詳細に報じている。

提供:Associated Press
 同記事は主にAppleを対象としていたが、NYTはテクノロジ業界に問題があることにもわずかながら言及している。NYTの記事はこのテーマについて、それほど深く掘り下げていない。Appleを主題にした方が、話が面白くなるからだ。筆者はこれまで、Appleのサプライチェーンをめぐる議論についてあまり意見を述べてこなかった。なぜなら、Appleはテクノロジ業界の成功者であるという理由で標的にされていると思うからだ。実際のところ、AppleとFoxconnの話はテクノロジ業界だけの問題というわけではない。これは米国の問題であり、テクノロジよりもはるかに範囲の広い消費者の問題である。

 つまり、Cook氏がNYTの報道に腹を立てるのはもっともな話だと言える。さまざまな企業の中でAppleだけが取りざたされているからだ。

 もっと広い視点に立っていくつか考えてみた。
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