Header Ads

【中国】iPad商標権を失ったアップルを尻目に中国企業の合法iPadがネット上で話題に

以前ロケットニュース24でもお伝えしたとおり、昨年、アップルと中国企業間で中国国内における「iPad」の商標権をめぐる訴訟が起こった。

そして一審では何と商標権は現地企業に帰属するという判決が出たのだ! アップルが「iPad」の商標権を申請する前に中国企業が先に申請していたためということだ。

中国国内においてはアップル社が無断で「iPad」という名前を使っている、つまり本物のiPadがパクリ商品という構図になってしまったのだ。アップル社はもちろん控訴だ。

では中国国内における「合法なiPad」はどんなものなのだろうか。中国iPadの画像がインターネット上に掲載され話題となっている。

中国で「iPad」商標権の所有が認められたのは唯冠科技(Proview )だ。その唯冠科技のiPadとされる画像がインターネット上にアップされた。外観はどうみてもデスクトップパソコン。しかも丸いフォルムとポップなスケルトンカラーでお馴染みのアップル社のiMac G3にソックリではないか。

名前の由来は「internet Personal access  devices」 略して「iPad」である。なんだか苦しいネーミングだ。なお販売価格は300ドル(約2万3000円)とのことである。

これに対し中国ネットユーザーは
 
「iMac G3だ!」
「コレはひどい」
「こんなのが最新のタブレットPCに勝っちゃうとは」
「唯冠はクソだが、唯冠にiPadの商標権が認められている以上どうしようもできん」
「法的にはアップルが唯冠の商標権を侵害しているのは事実」
「アップルのiPadは名前を変えてもきっと売れるよ!」
 
などとコメント。

唯冠のやり方も汚いが、司法が支持している以上仕方がないといったコメントが目立つ。中国ではこのように外国の人気商品の名称を先に商標登録し賠償金を請求するケースが多発している。不条理な話だが残念ながら中国では違法ではないのが現状だ。

一部報道によると、唯冠は中国で生産されたiPadの輸出の差し止めをも求めているという。それが認められてはiPad3の発売にも影響が出るのは必至だ。今後の動向に注目である。
>>ロケットニュース24 [スポンサーリンク]
Powered by Blogger.