米アップル、新型OSから「Mac」の名称を排除 「OS X 10.8 Moutain Lion」が正式名称に

MacRumorsによると、16日夜（日本時間）に発表されたAppleの新型OS「OS X 10.8 Moutain Lion」から『Mac』の名称が正式に取り除かれたと掲載している。このことはAppleの今後の方針を示す象徴的な出来事になりそうだ。
OS X 10.8 Mountain Lionは新機能の多くが、iPhoneやiPad向けに提供されているiOS 5までに実装された機能を踏襲している。以前からAppleが将来的にiOSとMac OS Xを統合するのではないかと噂されていたが、今回、その噂を再燃させることとなった。
OS X 10.8 Moutain Lionには、「AirPlay Mirroring」という機能が加わっている。Apple TV経由でMacの画面をテレビに映す機能だ。同様の機能はiOSで既に提供されていたが、今回、Mac製品も加わった。このように、OSや端末の垣根を越えてシームレスに繋げようとするAppleの試みは新機能にも表れている。
『Mac』という看板をOSの名称から外すことは大きな決断であることに違いない。コンピュータ製品としてのMacは今後も存在し続けると思われるが、コンピュータ・タブレット・スマートフォン・TVデバイスといったセグメントが見直される日が近いのかもしれない。
>>http://www.macrumors.com/2012/02/16/apple-officially-drops-mac-name-from-os-x-mountain-lion/ ［スポンサーリンク］