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「ご用件は何でしょう?」--iOS 5.1で音声アシスタント「Siri」日本語対応

アップルは3月8日、iOSの最新版となるiOS 5.1を公開した。すでにダウンロードが可能になっている。今回のアップデートでは、音声アシスタント機能「Siri」の日本語対応をはじめ、KDDI向けにFaceTimeおよびiMessageをサポート。このほかにバッテリの寿命に影響するバグを解決するなど、機能向上とバグフィックスが含まれるとしている。具体的には下記のとおり。

・Siriで日本語のサポート(初期のサービス開始時には、使用が制限されている場合がある)
・フォトストリームから写真を削除
・iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、およびiPod touch(第4世代)のロック画面にカメラのショートカットが常時表示可能に
・カメラの顔検出機能で検出されたすべての人がハイライトされる
・iPad用のカメラAppを再設計
・iTunes Match登録者用のGenius MixとGeniusプレイリスト
・iPadのテレビ番組と映画のオーディオがより大きく明瞭に聴こえるように最適化
・再生速度の変更と30秒の巻き戻しが可能なiPad用のPodcastコントロール
・KDDI登録者向けのFaceTimeおよびiMessageのサポートを追加
・バッテリの寿命に影響するバグを解決
・発信側の音声が途切れることがある問題を修正

米国時間3月7日、サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで新iPadの発表イベントを開催。その中でSiriが日本語に対応することを明らかにした。イベントで日本だけの話題に触れるのは珍しい。

なお、当初は「数週間後に登場する」としていたが、すでに使えるようになっている。実際に筆者がアップデートしてみたところ、[設定]-[一般]-[Siri]を選択すると日本語が選べるようになっていた。ホームボタンを長押しするとSiriが起動し、「Siriはもうすぐ利用できるようになります」「新規ユーザーを順次追加しています。利用可能になり次第お知らせします。」と音声で読み上げられた。

さらに少し時間を置いて再度試してみると「ご用件はなんでしょう?」と返してくれるようになった。「あなたは誰ですか?」と尋ねると「私はSiri、あなたのバーチャルアシスタントです」と応えてくれた。また、「天気はどうですか」とアバウトな質問を投げかけても的確に応えてくれるほか、どもってしまった日本語もそのまま認識するなど、かなり精度は高いようだ。
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