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サムスン、アップルを反訴--8件の特許侵害を主張

韓国の携帯電話メーカーのサムスンは現地時間4月18日、Appleが以前起こした特許訴訟に対して反訴し、「iPhone」を製造するAppleがサムスンの保有する特許8件を侵害したと主張した。

 訴状はカリフォルニア州北部地区米連邦地方裁判所に提出された。サムスンの動きは、Appleがサムスン製スマートフォン「Galaxy Nexus」の米国での販売禁止を求めて2月に起こした訴訟を受けたものだ。

 FOSS PatentsのFlorian Mueller氏が説明しているように、これら特許のうち2件は、業界標準にとって必要不可欠とサムスンが明言する「Fair, Reasonable, And Non-Discriminatory(FRAND:公平、合理的、かつ非差別的)を保証」している。8件の特許のうち5件はもともとサムスンが出願したもので、他の3件は日立製作所などから購入したものだ。

 Mueller氏は、Appleが2月に起こした訴訟に対してサムスンがこのように報復したことは驚くまでもないとして、Appleに対する保有特許の主張がこれまで思うように認められていないにもかかわらず、サムスンは戦い続けていると説明した。

 だが驚くべきは、欧州連合(EU)がサムスンに対し独占禁止法に基づく調査を行っている最中に、同社があえて攻勢に出ようとしていることだ。EUは、サムスンが特許の力を乱用し、FRANDの条件に従うとした自らの約束を破っているかどうかを調べている。
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