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アップル次期アイフォーン、液晶パネルはシャープなど3社

[東京 17日 ロイター] 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の次期「iPhone(アイフォーン)」の液晶パネルの供給は、シャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)、韓国LGディスプレー(034220.KS: 株価, 企業情報, レポート)、ジャパンディスプレイの3社が行う方向で調整が進んでいることがわかった。

次期アイフォーンの画面サイズは現行の「4S」より大きくなる見込みで、アップルは液晶パネルの少量製造を発注したもようだ。複数の関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によると、次期アイフォーンの画面サイズは現行の3.5インチから4インチ程度に大型化する見込みという。液晶パネルの供給に向けてアップルと調整しているシャープなど3社は少量のサンプル生産を行っている段階で、早ければ6月にも液晶パネルの本格供給を開始できる見通し。順調にいけば、夏以降に本体生産を開始し、昨年の4Sと同じタイミングの10月にも発売が可能になるという。

アップルが次期アイフォーンの画面サイズを大型化するのは、韓国のサムスン電子(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)との競争を意識した措置、とみられている。

サムスン電子は今月、人気の高いスマートフォン「ギャラクシーS」シリーズの最新機種を公開したが、画面サイズは4.8インチだった。

ユーザーがスマートフォンになじむにつれて、従来はラップトップで行っていた作業もスマートフォンで行うようになっている。そのため、ほかのスマートフォンメーカーでも、画面の大型化の動きが出ている。

スターン・アージェのアナリスト、ショー・ウー氏は、アイフォーンの大型化は驚きをもたらし、従来機種からの買い替えを促す、とみる。「美学やデザインは機能と同じくらい、あるいはそれ以上に重要。消費者は現在のデザインを好んでいるが、18カ月前のものだ」と述べた。

現行「アイフォーン4S」は昨年10月に投入されたが、基本的に、2010年発売した「アイフォーン4」のスタイルを引き継いでいる。

ロイターは現時点では、アップルからのコメントを得られていない。 [スポンサーリンク]
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