アップル・サムスンの訴訟合戦、米裁判所仲介で和解協議

［サンフランシスコ　２１日　ロイター］　米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）と、韓国サムスン電子(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)の崔志成（チェ・ジソン）ＣＥＯは２１日、米裁判所の命令により、泥沼化している特許をめぐる訴訟の和解協議に入る。ただ、両ＣＥＯは今のところ連邦裁判所には姿を見せていない。

今回の和解協議は、米裁判所判事の命令に基づき２１日から２日間の日程で実施されることになっており、両ＣＥＯも召喚に同意していた。

判事の予定表によると１日目の協議は２１日午前の予定だが、今のところ、米カリフォルニア州サンフランシスコの連邦裁判所にクックＣＥＯと崔ＣＥＯの姿はない。

和解協議は非公開であり、法律事務所など別の場所での開催が設定された可能性がある。

アップルとサムスンの広報担当者はいずれも、同協議についてのコメントを控えた。

アップルは、サムスンが米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)のＯＳ「アンドロイド」を搭載した製品で「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」と「ｉＰａｄ（アイパッド）」を「猿まね的に」コピーしていると主張。サムスンも、アップルが特許を侵害しているとして反訴した。

両社はハイエンドのスマートフォン（多機能携帯電話）で激しいライバル関係にあり、これらの訴訟の結果次第では、勝者が市場で決定的な優位を得る可能性がある。 ［スポンサーリンク］