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テレビ技術に「強い関心」=米アップルCEO

[ランチョパロスベルデス(米カリフォルニア州) 29日 ロイター] 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、テレビ技術に「強い関心」があるとしながらも、事業は段階的に進める考えを示した。オール・シングズ・デジタル主催の会合で述べた。

業界関係者の間では、アップルが今年後半から来年にかけて新型テレビ「iTV」を発表するのではないかとの観測が浮上している。

同CEOは新型テレビについて直接コメントを避けたものの、同社の既存のセットトップボックス製品について「われわれわにとって強い関心がある分野だ」と指摘。「このラインを辿っていき、どこにつながるか見極めたい」と述べた。

「アップルはテレビを発売するのか」との質問には答えなかった。

同社は現在、ネットフリックスなどの動画ストリーミングサービスを利用できるセットトップボックス「アップルTV」(99ドル)を販売している。クック氏はこれまでアップルTVについて「会社の趣味のようなもの」との見方を示していた。

クックCEOは自社製品の製造が中国などのアジア諸国から米国内に移ることを願っている、とも語った。

クックCEOは、米国の製造業について、熟練者の減少などで厳しい状況にあるが、この問題に取り組んでいるとし「米国でも、国内市場向けだけでなく、輸出向けのために行えることがある」と述べた。

さらに「部品組み立てを米国内でできるだろうか。いつかまたできるようになることを望んでいる」と語った。

アップル製品の最終組み立ては、台湾や中国など、全てアジア諸国で行われている。ただ、同CEOは、「iPhone」や「iPad」の主要マイクロチップなど、一部の部品製造は米国内で行われている、と語った。 [スポンサーリンク]
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