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アップルが「iOS6」の先行告知ページを公開 / 本当にすべての機能を日本でも利用できるの?

アップルの開発者向け発表会「WWDC2012」で、今秋登場予定のモバイルOS「iOS6」についての発表が行われた。独自の地図サービスの提供や、さまざまチケットやクーポンを一元管理できる「Passbook」など、さらに便利な機能が加わるものと思われる。

日本のアップル社のサイトに、このほど先行告知ページがお目見えしたのだが、本当にこれら新機能は日本でも利用可能なのだろうか? 少なくとも地図だけでもなんとかしてもらたいところなのだが……。
 
iOS6には、新たに200以上の機能が追加される予定だ。大きく柱になる機能は、以下の6つである。
 
■iOS6で提供される予定の新機能
・地図サービス GoogleMapsから脱却し、独自提供を行う。「Flyover」で3次元モデルを見ることが可能になる
・Siriがスポーツや飲食店情報に対応 音声アシスタント「Siri」がスポーツ情報や飲食店・映画館情報にも対応する
・Facebookと統合 Twitterに続いて、Facebookを標準機能として扱うことができる
・Passbook 飛行機の搭乗券や映画のチケット、お店のクーポンやポイントカードなどを一元管理できる機能
・FaceTimeの3G回線での利用 Wi-Fiでしか使えなかったFaceTimeが携帯通信ネットワークでも利用できるようになる
・Lostモード 万が一端末を紛失してしまった場合に、iCloudから「Lostモード」を起動して端末の場所を確認したり、拾った人から連絡をもらえるように、通知画面を表示することができる
 
このほかにも、電話に出られないときに事前に用意したメッセージを、iMessageやSMSに送信する機能や、SafariにiCloudタブを設けて端末間で共有する機能など、いずれも大変魅力的だ。より使いやすくなることに期待が高まる。
 
しかし日本でも、すべての新機能が利用できるかどうかは疑問が残る。たとえばSiriの飲食店情報対応は、アメリカの場合「Yelp」というサイトと提携して行っている。日本の場合はどこと提携してサービスを提供することになるのだろうか? そこのところが明らかになっていない。

またPassbookについても、iOS6のサイトには「あなたのiPhoneやiPod touchをスキャンするだけで空港でチェックインしたり、映画館に入ったり、クーポンを使うことができます」(公式サイトより引用)と書かれている。日本でいえばドコモが提供している「iD」(おサイフケータイでお買い物ができるサービス)に近い機能になるものと思われるが、今秋から利用できるだけの準備が整っているとは、到底思えない。少なくともその受け口になる、空港や映画館、飲食店の準備ができていないような気がする。もし仮にアメリカでは準備できているとしても、日本でも今秋から同じように利用できるのだろうか?

さらにFaceTimeの3G回線での利用も、携帯キャリア間の問題があるので、スムーズに使えるようになるとは考えにくい。アメリカでの発表をそのまま日本語で紹介しているのだが、今秋iOS6がリリースされた段階で「実は使えません」とならないか非常に心配だ。実際新しいiPadは4G回線に対応しているのに、日本では利用できない。同じことが繰り返されなければ良いと思うのだが……。できないならできないと、先に伝えてもらいたい。
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