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Appleが買収した指紋認証企業、他社との取引を停止へ ―富士通、HPなど打撃

韓国の電子系ニュースサイト「ETNEWS」は23日、米アップルが今年7月に買収したセキュリティ技術企業「AuthenTec」が、来年以降に他社との取引を停止すると、業界筋の情報として伝えています。

取引の停止は韓国国内にある代理店を通じてサムスンなどに伝えられ、来年以降は指紋認証ソリューションを供給しないという電子メールが送られた模様。

理由として、「アップルのポリシーに従うことで、今後部品不足が生じる可能性があり、あらかじめ部品を確保できるように配慮した」との旨が記載されているようです。その後、「アップルが公式方針を打ち出すまで、決定した事項は何もない」との釈明メールを送ったようで、代理店側のメーカーに対する配慮がお叱りを受けてしまったのかもしれません。

AuthenTechの指紋認証ソリューションは、日本では富士通などのスマートフォン・PCへの導入が有名であり、「Fシリーズ」といえば指紋認証がセットであるという認知がなされている状況です。富士通は、最新のスマートフォン端末「ARROWS X F-10D」にも指紋認証機能を搭載している状況であり、来年以降はこの機能を廃止するか、または他社から技術供与を受ける必要があります。

世界的には米ヒューレット・パッカード、デル、韓国サムスンなども同社の技術を採用しており、今回の取引停止が事実ならば打撃となることは間違いありません。

アップルは、同社を買収した理由として、指紋センサー(または認証)技術の実用化を検討しているようで、新型iPhoneなどへの導入が期待されています。
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