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米アップル「地図の改善に全力で取り組む」 ―具体的な時期や内容は不明

AllThingsDは20日(現地時間)、世界中で批判されるアップル独自地図のクオリティに対するアップル広報のコメントを掲載しました。

同社広報のTrudy Miller氏はコメントで、「世界中の顧客は、アップル・マップを含む、200を超える新機能を有するiOS 6にアップグレードしています。フライオーバーやナビゲーション、Siriとの統合機能のような革新的な新機能を提供することに私たちは興奮しています。」と述べた上で、「顧客から送られる全てのフィードバックに感謝すると共に、ユーザー体験を良くするために全力で取り組みます(一生懸命に働く)」としています。

具体的にいつ頃・どのような改善がなされるのかは明らかにされておらず、6月に開催されたWWDC 2012の発表段階(Beta配布開始)から進歩はしているものの、3か月たった今でも使い物にならない状況です。

時間と共に進化していくのは当然ですが、その間ユーザーが不便を強いられることは果たして「ユーザー体験」を重視していると言えるのか疑問です。

iOS 6からはアップル独自の地図サービスに切り替えられたり、標準のYoutubeアプリを削除されたりするなどの「脱Google路線」が加速しています。その一方で地図のクオリティが著しく低下し、地図の機能を果たしていないという批判が相次いでいます。

スマートフォンにおける「地図」は1つのキーポイントであり、ブラウザに次ぐ重要機能であるといっても過言ではありません。2007年にiPhoneが初披露された際、Google mapsを手で触れて自由自在に操作できる点も革新的であると言われていました。

確かに、3Dで俯瞰できるフライオーバー機能などの新機能は存在しますが、まずは土台となる2Dマップを早急に整備しなければ砂上の楼閣と何ら変わりがありません。

「GoogleはしばらくiOS向けに地図アプリを提供しない方が良い(お灸をすえる)」と評されるなど、アップル自体の姿勢にも疑問が投げかけられています。iPhone 5はデフォルトでiOS 6がインストールされているなど、悩ましい点も多いだけに、今後「いつまでに」「どのような」改善が図られるのか注目されます。
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