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シャープ、iPhone5向け液晶生産に遅れか アップルが損失補填も

ロイターは31日、シャープが製造する次期iPhone(iPhone5)向け中小型液晶パネルの量産出荷に遅れが出ていると報じています。この情報は関係筋が31日に明かしたもの。

既に8月上旬に量産開始が伝えられていたシャープのiPhone5向け液晶パネルですが、今回の報道が正しいならば、スムーズに事が進んでいるわけではなさそうです。情報によると、出荷は9月にずれ込む見通しとのこと。

iPhone5には、タッチセンサーを液晶パネルに内包した「イン・セル型」液晶パネルが採用されるとみられていますが、製造難易度が高く、歩留りに問題を抱えていると言われていました。生産は順調という情報が伝えられていただけに、直近で問題が生じた可能性もあります。

このまま大量生産に踏み切れば原価割れを起こす可能性が指摘されており、量産に踏み切れずにいるといいます(関係筋・ロイター)。ジャパン・ディスプレイ、シャープ、LGディスプレイのうち量産出荷を開始しているのはジャパン・ディスプレイのみとのことで、iPhone5の供給が不安視されます。

アップル側としては発売日を堅持したいとのことで、シャープの歩留りが改善されない場合、損失に対する資金援助を検討していると、関係筋の話として伝えています。

iPhone 4S発売時には米国と日本を含むいくつかの国で同時発売が実現されましたが、一部情報では米国のみ9月21日発売でその他の地域は10月5日と言われています。上記の液晶パネル供給問題が正しければ、9月21日に同時発売することは非常に厳しいかもしれません。
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