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アップルはMac製品でインテル製CPUからの脱却を望んでいる

ブルームバーグ・ビジネスウィークが3日(現地時間)に伝えたレポートによると、アップルは将来的にMac製品からインテル製CPUの排除を望んでいるようだ。

アップル社内の議論に精通する二人の情報源が明かしたこの情報は「ARM版MacBook Air」などの噂を再燃させるきっかけになるかもしれない。ただしこのような決定には非常に困難があり、差し迫った決定ではないという。

同社は「iPhone 5」から独自に開発したARMベースのCPUを搭載しており、AMDなどのx86系CPUを製造する企業に移行するのではなく自社開発CPUへ移行する計画があるのかもしれない。過去にはPowerPCからインテルCPUに移行した同社であるが、このような変更がもう一度行われることは果たしてあるのだろうか。

省電力などが重視される一部の製品、たとえばMacBook Airなどに限定導入される可能性もあるが、アプリケーションの互換性などを考えると課題が大きすぎるようにも思える。いずれにせよ、多角的に可能性を探っているものと思われるが、インテルはサーバー用途で企業別のカスタムチップ製造に取り組むなどの動きも見せている。GoogleやFacebookなどがその代表的企業だ。

このような取り組みを用いれば独自にカスタマイズされた省電力CPUを搭載できる可能性があるが、アップルとしては移行の理由は別のところにある可能性もある。例えばMacとiOSの開発リソース共通化だ。

将来的に家庭用途で先細りが予想される「OS X」の開発リソースを減らしていく必要があるかもしれない。(将来の)需要の割に開発規模があまりにも肥大しすぎているからだ。ただしこの件に関して同社のCEOティム・クック氏は否定している。

いずれにせよ、直近の話ではないとみられるこの計画であるが、未来のPCのあり方も含めて考え直すタイミングが来ているのかもしれない。
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