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廉価版iPhoneは新興国向けの非常に低価格なものに

ここ最近、話題となっている「廉価版iPhone」の価格帯について、Bloombergは関係者の話として、予想されていた価格を大幅に下回る99ドル~149ドル(約8700円~1万3000円)になると報じました。

また、Bloombergは別の人物の話として、アップルの幹部は安価な部品を用いることに興味を示していると伝えています。この価格が本当だとすれば、廉価版iPhoneは非常に低スペックとなるだけでなく、利益率は大幅に低くなります。

BGRによれば、ヨーロッパからアジアにかけて人気の高い4インチディスプレイ、500万画素カメラ、2.5GBのストレージというスペックになった場合、利益率は10%程度になるとのこと。

仮にこの端末がリリースされた場合、開発者は低スペック端末への対応を迫られるなど、アプリ市場の足枷となりかねません。また、71%という利益率を誇るiPhone 5と比べて利益率が非常に低い上に、”食い合い” を起こして全体的な売り上げに影響を及ぼしかねず、売上の90%近くをデバイスからの収入で得ているアップルには「諸刃の剣」となってしまう可能性があります。

しかし、それは新興国市場においては文字通り「剣」となることも十分に考えられます。

現在、アップルは製品の価格が高いために新興国市場でのシェアは非常に低いものとなっています。しかし、新興国市場は大きな利益をもたらす可能性を秘めており、もしかするとアップルは廉価版iPhoneを武器として、こういった市場でシェアを握るサムスンやノキアなどに対抗しようとしているのかもしれません。

とは言うものの、アップルがここまで安いiPhoneをリリースするというのは、にわかには信じがたい話です。
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