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ジョブズは早期手術で命が助かったのに拒否した。なぜ?

「ジョブズはすい臓がんの中でも完治可能な神経内分泌腫瘍(NET)だった。
早期手術で大体の人は助かるのに何故9ヶ月も受けなかったんだろう?」

―ジョブズの死後、ハーバード大医学部研究員のラムジー・アムリさんがQuoraに疑問を投げかけましたが、ジョブズ自伝本著者ウォルター・アイザックソンがCBS放送「60ミニッツ」のインタビューでその疑問に答えました。

アイザクソン:診断の結果、すい臓がんの5%に相当する、進行の緩やかなタイプのもので、治せる、とみんな大喜びしたのに、スティーブ・ジョブズはすぐには手術を受けないわけですね。食餌療法で治そうとしたり、スピリチュアリストに会いに行ったり、マクロバイオティックに治す方法をあれこれ試したりするばかりで手術はどうしても受けない。
CBS: なぜすぐ手術を受けないんです?

アイザクソン: それは私も訊いてみました。すると「自分の体を切開されたくないんだ。そんな風に侵害されたくはなかった」と言ってました。後悔してるようでした。

ただ、奥さんはとてもしっかりした良識のある方ですから、彼の気持ちに理解を示しながらも、「ううん違うでしょ、体は魂に仕えるためにあるものよ、手術は受けなきゃだめ」って悟したんです。他のみなさんからも「果物・野菜もいいけどとにかく手術ぐらい受けてみなよ」とだいぶ説得されたみたいですね。

ですが、彼が手術を受けたのは結局9ヶ月後だったんです。

CBS: その時にはどうなってたの?

アイザクソン: 既にすい臓の周りにまで転移していました。

CBS: なんだってあんな頭のいい男がこんなバカなことを...

アイザクソン: う~ん...なんというか彼には、自分が何かを無視すれば、自分が何かの存在を望まなければ、呪術思考も持てると思ってた節があるんですね、それでそれまではうまく事が回ってきた...

これについてはふたりでだいぶ話しました。彼の方が話したがっていた。どれだけそのことを後悔してるか。....もっと早く手術を受けるべきだった、そう彼も思ってるようでした。


病気を軽く見せるよう努め、がんの治療のことも会社に内緒にしていたジョブズも、最後には手術を遅らせたことを後悔していたんですね...。もっと生きて欲しかったです。

この「60ミニッツ」は今週日曜放映となる予定です。
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