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10年前の試作品iPadが既に完成されていると話題に

アップルのプロダクトデザインに対する追及は凄かった…。

裁判資料に添付された画像ファイルに、iPadのプロトタイプと思われる写真が添付されていることが明らかになりました。そのプロトタイプが作られたのは、なんと10年前の2002年。
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ジョブズ氏の発言から、iPhoneよりも先にiPadが作られたことは明らかにされていましたが、2002年の段階でiMac G4~G5のデザインラインを導入しつつも、基本的な思想が固まっていたことが分かります。

その後、現在の「シルバー調デザイン」がアップル共通のデザインラインとして導入され、それがiPadにも受け継がれた後に2010年の発売を迎えます。

初期のプロトタイプは13インチであったようで、10年もの間に液晶パネルも進化して軽薄短小を実現しました。こう考えると、新たなセグメントを築くには非常に長い年月が必要であることが分かります。

業界のリーダーが革新的な商品を発表し、それを見て他社が追従する。まさに競争そのものなのですが、どの分野においても、仮に無秩序な模倣が行われていたとすれば競争の原理自体を破壊しかねません。

模倣は文化発展の根源でもあるのですが、倫理観とのバランスはどの時代においても問われていました。特に、技の教えを乞うためには師匠から学ばなければならないという時代には礼節も重んじられていたわけですが(人付き合いがあるので当然・失礼があって破門されたら終了)、現代では製品を分解して内部構造を読み解き、特許文書から技術を盗める時代ですので、強い倫理観が求められます。

『革新の価値は費やした年月であるのか?』といえば間違いなく「No」ですが、革新の裏には例外なく、検討・実験・検証のプロセスが幾度も繰り返された歴史があることは間違いないと断言できます。

今回の画像からはその歴史が垣間見られただけでなく、長い年月をかけて培ってきた人々の努力を尊重しなければならないと感じさせられたように思えます。
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