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アップルが改心するまでFirefoxをiOSに移植せず

Mozillaのプロダクト部門副社長を務めるJay Sullivan氏は9日(現地時間)、テキサス州オースティンで開催された音楽・映像・インタラクティブ関連のイベント「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」にて、アップルがブラウザに関する方針を変更しない限り同社のウェブブラウザ「Firefox」をiOSプラットフォームに移植しないと語りました。


このディスカッションは「モバイル向けブラウザ戦争」というタイトルで行われ、ディスカッションにはMozillaのJay Sullivan氏、Opera ブラウザのMike Taylor氏、ドルフィンブラウザのDavid Dehgahn氏が同席しました。

Mozillaは2012年9月にApp Store上からiOS版の「Firefoxブラウザ」を撤退させて以来、同社はiOSプラットフォームに対してブラウザをリリースしていません。その理由としてSullivan氏は、「iOS版Firefoxでは、デスクトップ版やAndroid版のFirefoxで使われる「Gecko」レンダリングエンジンとJavaScriptエンジンが利用できないから」との旨を示しています。

そして議論は、iOSでデフォルトブラウザが「Safari」から変更できない点にも及び、ドルフィンブラウザのDehgahn氏は「消費者がブラウザを選択できることはブラウザ開発やウェブ全般にとって必要不可欠であり、(ブラウザ間の)競争は我々の生存競争にとって非常に重要だ」と語り、MozillaのSullivan氏やOperaブラウザのMike Taylor氏もこの意見に同意しました。

自社製ブラウザの使用を強制する態度はアップルらしいと言えばアップルらしいですが、同社は新しいCEOのティム・クック氏体制になってからはその「頑固さ」が軟化したとも言われており、ウェブブラウザに関する方針が変わる日は来るのでしょうか。
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