Mac Proから「NEW」が消えた！ 不安を訴えるメールにティム・クック自ら「来年すごいの出す」と返信

ちょっとプロセッサ速くなったぐらいで「NEW」はないんじゃない？　それって壁に釘さして「改装」って呼ぶようなものじゃん！　

―という非難の嵐に押し流されるようにアップルストアからWWDC翌日、「NEW」の3文字が消えました（写真の右下）。ThunderboltもUSB 3.0もナシですもんね...。

アップル重役は全く新しいデスクトップの新製品は来年出ると言ってましたけど、巷には「デスクトップ製造打ち切り」の不安を抱えるユーザーも多く、フェイスブックには「We Want a New MacPro（新MacPro発売を求める会）」（米ギズが紹介した時には54人だったけど翻訳段階では18428人がいいね！してます）なんてのまでできてます。

そんなファンからティム・クックCEOの元には不安を直訴するメールが届いているらしく、CEO自らが「今すごいの造ってる。心配しないで」と返事（下）を書いて、なだめてるようですよ。

フランツ；
メールありがとう。お客様のようなプロは当社の大事なカスタマーです。今日のイベントでは新Mac Proの話には触れなかったけれど、心配しなくても来年後半の発売目指して今とてもすごいもの造ってるところです。現モデルも今日アップデートしました。

今後もFinal Cut Pro Xはアップデートを続け、業界最先端のマルチカム対応などの革命的なプロ機能を加えていきます。また、Apertureも新しいイメージ修正機能を加えてアップデートしました。

MacBook ProはRetinaディスプレイ搭載のものを発表しました。あれも多くのプロに満足いただけるソリューションですよ。

Tim

クックCEO本人が書いたメールなことは、MacWorldがアップルに確認しました。発売は残念ながら来年「後半」になりますけど、何年も待ちぼうけのみなさまもあと1年ちょい！ですよ。

面白いなと思ったのは、ジョブズの俳句のような紋切型のメールとは対照的に、クックのメールはある程度長く、相手の気持ちにより沿う書き方なところです。D10カンファレンスのインタビューでは機密保持のガードを倍にすると約束したクックですが、どこの馬の骨ともわからないアップルユーザーに今後のアップルのプランのことも明かしてたりして。ジョブズとはひと味もふた味も違いますね。
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